
中村の町長在任期間は92年4月から97年3月に至る約5年間にわたりました。在任中の市政上の重要事項を摘記すると次のようになります。
〈1892年〉
4・23 中村兵左衛門、長野町長就任裁可
9・6 裾花川堤防第2期工事落成
11月 長野町補習夜学科授業を開始
〈93年〉
1月 長野町役場直属の消防組織設置を計画
4月 長野県尋常中学校長野支校開校(9月に西長野の新校舎に移転)
〈94年〉
3月 長野町、町内各区の消防組を廃止し、公設消防組設置のために協議会を開く
5月 公設消防組を大字長野・西長野・南長野・鶴賀などに設置
9月 中村町長以下、町会議員ら33人が恤兵(じゅっぺい)会設立を提起
10・29 長野町役場庁舎、東之門(現城山小学校敷地)に新築し移転
11・1 長野高等小学校の校舎再建開校式を行う
〈95年〉
7月 長野町が城山北の県有地を借用し避病院を建設
〈96年〉
2・11 長野町会が市制施行調査の提案を可決
4・10 町立長野高等女学校が県内初の高等女学校として長野高等小学校の一部を借用して開校
4月 長野尋常小学校に「劣等児学級」を開設
11・22 長野町会が市制実施期成委員作成の実施申請書を可決
〈97年〉
2・17 期成委員ら首相に市制実施を陳情
3・12 長野町会が市役所の建築を決議
4・1 長野市制施行(全国43番目)
前長野町長の中村兵左衛門が市役所事務取扱を命ぜられる
7・2 長野市会が市長候補者に佐藤八郎衛門・中村兵左衛門・鎌原仲次郎を内務省に推薦
(2010年1月16日掲載)