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20 テレビ出演 〜旅番組に夫婦で出演 クイズやバラエティーも〜

20-kuraishi-0319p.jpg 「ザ・ガードマン」が終了してからいろいろな仕事をしましたが、「パンチ・アウト・ボウル」というボウリング番組では2年間、司会をしました。

 僕はボウリングが得意でアベレージが200近くあったので、プロのライセンスを取ったらと勧められました。「男子はボウリングでは食べられないでしょ」と本音を言ったら、ボウリング協会からクレームをつけられてしまいました。生意気盛りゆえの失敗でした。

 今までとはジャンルの違ったマネジャーに出会ったこともあり、バラエティー番組の出演も多くなりました。レギュラー解答者を務めたのが、当時人気クイズ番組だった「ぴったしカン・カン」。司会は久米宏さん、キャプテンはコント55号の萩本欽一さんと坂上二郎さんというしゃべりの達人たち。せりふとは違う軽妙なトークは、随分と勉強になりましたね。僕も話題が広がり、相手が興味を持つような話し方ができるようになりました。

セネガルにも派遣
 同じプロデューサーのクイズ番組では、レポーター役でアフリカのセネガルにも行きました。昔は金や象牙、奴隷の積み出し基地として栄えた所で、個人では行かれない特別な場所を見学したり、印象深い経験でしたね。

 その後、「ザ・ガードマン」のプロデューサーだった春日千春さんの縁で「スクールウォーズ」シリーズや、昼の帯ドラマなどにも出演させてもらいました。今のように役づくりが深くなく、考えが浅はかでしたので、いろいろ迷惑を掛けたりしましたが、春日さんには本当に感謝しています。

 料理番組にも何回かゲスト出演しました。代官山にある有名レストランの「小川軒」は、普通は料理について教えることなどしないのですが、家内の兄の同級生という縁で、ステーキの焼き方などを教えてもらったりしました。家ではあまりやりませんが、僕の得意料理はツナを使ったスパゲティのトンノ。こんな時は子ども時代に父や兄たちが魚をさばいたり料理する姿を間近で見てきたことが生かされた気がします。

 僕にとっての「おふくろの味」は茶わん蒸しとコロッケ。特に母の作ったコロッケは絶品で、たくさん作っては冷凍してくれたものです。今でも思い出すと食べたくなります。

 僕の母は昔かたぎの女性で、夫に仕え料理上手。優しくて東京の家によく来ては孫の世話をしてくれました。

 そんな母を見てきたせいか、妻は亡くなった母と似てきたような気がします。最近はテレビ東京の旅番組に夫婦そろって出演することが多いんですが、彼女の評判がいいんですよ。「夫をたてて優しく控えめな女性ですね」とよく言われます(少し褒め過ぎかな?)。

信州の味が大好き
 「土曜スペシャル」では、2人で長野をはじめ木曽や野沢温泉など信州の各地を訪れましたが、東京に住んでいると故郷の素晴らしさを一層感じます。家族も信州の味が大好きで、お土産に必ずリクエストするほど栗おこわと栗かのこ、みすゞ飴がお気に入り。真夏の暑い日に母と一緒に善光寺の境内で食べたネクタリンは「これまでで最高にみずみずしく、いまだに忘れられない」と言っています。シーズンになるとリンゴも届き、故郷とつながっていると感じさせてくれます。信州には良い思い出がたくさんありますね。

 僕はあまり過去に執着しない方で、思い出の品なども引っ越しなどの機会に整理してしまうことが多いのですが、妻と一緒に出演したビデオやDVDは老後の楽しみに残しています(笑)。
(聞き書き・西沢よしえ)
(2011年3月19日号掲載)

=写真=テレビ東京の旅番組に夫婦で

 
倉石功さん