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12 大渚山 〜燃えるような紅葉を堪能〜

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 好天が続いた10月中旬の日曜日。知人の女性2人を案内し、小谷村の大渚(おおなぎ)山(1566m)に出掛けた。この夏登った志賀高原岩菅山と北アルプス蓮華岳は天気がいまひとつ。9月には戸隠山へ登る予定だったが、雨で飯縄山に切り替えた。朝からの快晴に心が弾む。


 午前8時に長野市を出発。五輪道路で白馬村を経て、国道148号線を糸魚川方面へ向かう。トンネルの合間を右折し、中土から小谷温泉へ。この辺りまで来ると、周囲の山々は一面、燃えるような紅葉。めったに山へ行かない彼女たちは大感激の様子だ。


 雨飾山へ向かう分岐を過ぎ、鎌池入り口を通り越し、登山口の湯峠に到着。紅葉シーズンのピークとあって、普段は静かな大渚山もこの日ばかりは大にぎわいだ。


 強い日差しを浴びて色とりどりに輝く木々の葉がまぶしい。黄色に染まったブナ林の中を登る。振り返ると、昨年夏苦労して登った雨飾山の頂上からスッパリと切れ落ちた岩壁が間近に見える。


 小さな尾根道をいったん下り、急斜面を登り切ると、1時間ほどで東峰に達する。北側は絶壁。遠くに糸魚川の市街が望め、その先は日本海だ。


 小休止の後、西峰へ向かう。台上を覆う黄葉のトンネルの中の道は快適だ。西峰にある避難小屋は2階が展望台になっていて、白馬三山や戸隠連峰など360度の眺望が楽しめる。手軽に登れて、これだけ眺めの良い山はそうはない。


 展望台の一角で昼食にする。よほど具合がいい場所と思われたのか、後から来たグループも弁当を広げ、狭い展望台は人でいっぱいになってしまった。


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 登山口まで一気に下り、近くの紅葉名所・鎌池に立ち寄る。ブナの木に囲まれた池の周囲を1周。赤や黄の枝葉が水面に映り、絶好の撮影スポットだ。三脚にカメラを据えた写真愛好者の姿が多い。


 帰路は「妙高方面へ抜けられます」の看板に誘われ、林道で乙見山峠を越えて新潟県の笹ケ峰牧場へ。沿道の紅葉も堪能しながら、ぜいたくな秋の一日を楽しんだ。


(2008年11月1日号掲載)

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