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12年1月 氷上に現れる神の道

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 信越放送で4年間お天気キャスターをした後、東京の気象会社で働いていましたが、結婚を機に2011年1月、長野に戻ってきました。美しい自然や空気に癒やされる毎日です。


 気温の変化が大きい長野は、季節ごとに風景がハッキリと移り変わり、都会では感じることができない豊かさがあります。


 冬の長野の風物詩といえば、諏訪湖の御神渡りが有名ですよね。長さ数キロに渡ってできる氷の道は、諏訪大社上社の男神が下社の女神の元へ行く際に通ったといわれます。なんとも夢があります。


 2000年以降では、03年、04年、06年、08年に起きていますが、温暖化の影響で起きない年が増えています。この冬は1月から2月にかけて寒くなる予想ですので、久しぶりに見ることができるかもしれません。


 御神渡りを本州で本格的に見られるのは諏訪湖だけですが、北海道では屈斜路湖などで見ることができます。アイヌの人は厳しい寒さで御神渡りによって氷が割れる音を「湖の神が遊んで歩く音」と呼んだそうです。


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 あの神秘的な様子は、場所は違えど、やはり神がいると信じたくなるのでしょうね。

 今年は4年ぶりの御神渡りを期待するとともに、平和な年であることをお祈りしたいです。  


 [まつもと・あずさ]1979年、大阪市生まれ。気象予報士。2001年、気象会社に入社。05年4月〜09年3月、信越放送のお天気キャスターを務めた。


諏訪湖の御神渡り=写真提供・諏訪市

 
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