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06 〜公民館活動重視の源流に〜

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 1947(昭和22)年12月20日は「長野市公民館の開設の日」といわれています。


 この日、長野市は青年団、婦人会、教育会、文化団体、体育団体、市議会の各代表に地域代表を加えて、第1回公民館運営委員会を開き、館長に松橋市長が選任されました(51年6月、専任館長が置かれるまで市長が兼務)。


 この時期、公民館の事務所はめまぐるしく移動を余儀なくされましたが、その中で公民館活動の主要事業を49年度に例を取ると次のようでした。


 ・林間教室

 ・成人の日祝典

 ・現代日本 画大家展

 ・新年子供大会

 ・映画会   

 ・成人教育講座

 ・納涼大会 

 ・スキー講習会

 ・日曜子供会

 ・成人講座開設

 ・バドミントン講習会


 50年2月17日から3月9日までの間、長野市公民館は5回に分けて初めて成人教育講座を開設しました。


 会場は芹田地区、城山大会場(現城山公民館)、古牧地区、旧市内、吉田地区とし、内容は農村の食生活改善と料理実習、性教育について、婦人会のあり方などでした。


 52年3月、松橋市長は新年度の方針として、6つの重点施策を発表。その一つに「社会教育の一元化を企図し、公民館特別会計の充実」を挙げ、「従来の二元的教育行政を本市独自の考案により、公民館長のもとに体育・視聴覚・成人教育等純教育外を統一して一段と市民の教養に貢献したい」としました。


 市長の社会教育、特に成人教育重視の方針は、その後の長野市の公民館活動に大きな影響を与えました。


 53年の成人学校の活動内容を見ると-。


 「7月20日から8月28日まで毎週月・火・木・金の午後6時〜8時、受講料50円で19歳以上の一般市民」となっており、「教科のうち世界史テキストには岩波新書のウェルズ著『世界史概観』を使用する」など、かなり程度の高いものになってきています。


 現在、長野市公民館の成人学校の活動内容は質量ともに充実発展し、市民にまたとない生涯学習の機会を提供しています。その源流は松橋市政までさかのぼることができます。

10代松橋久左衛門の項おわり

(2012年3月3日号掲載)


=写真=日米文化センターを兼ねた城山の市公民館