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12年4月 楽しみな金環日食

 来月21日(月)を、今から心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。


 その日は非常に珍しい金環日食を、日本でも見ることができます。国内で見られるのは、1987年に沖縄で観測されて以来、25年ぶり。本州で見られるのは129年ぶりです。次に見られるのは2030年の北海道で、18年後となるため、今回は貴重な機会です。


 日食は、太陽の一部または全部が月によって隠される現象です。太陽が月によって全部隠されると「皆既日食」と呼ばれ、太陽が月の周りからはみ出して、リング状に見えるときは「金環日食」と呼ばれます。


 5月21日の金環日食は、午前7時半ごろ、九州南部から四国、近畿南部、東海、関東地方にかけての広い範囲で観測できます。


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 南北に長い長野県の場合、飯田や伊那、諏訪では見ることができます。長野や松本、上田では、金環日食は見られませんが、細い三日月のような部分日食は見られるそうです。


 沖縄、奄美地方以外はまだ梅雨入り前の時季。天候に恵まれることを願っています。

(2012年4月28日号掲載)


連続写真は1988年8月22日にマレーシアで撮影された金環日食(提供・アストロアーツ/星ナビ=撮影・川村晶)。下は5月21日7時35分に長野市で見られる最も深い日食の想定図(提供・大西浩次長野高専教授=アストロアーツ社ステラナビゲータ8で制作)。