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12年6月 雨の日を楽しむ

 関東甲信地方は6月9日に梅雨入りし、今年も雨の季節になりました。


 日本にはきれいな言葉が多く存在し、雨にもいろいろな名前があります。「和雨(わう)」は、人にも作物にも優しい雨のこと。「佳雨(かう)」は美しく好ましい雨という意味で、程よい時に降る雨。降ってほしいと思った時に、タイミングよく降る雨のことをいいます。


 また、雨が香るという意味の「雨香(うこう)」もすてきです。花の香りを含んで降る雨のことを指すのだそうです。こんなふうに美しい日本語に出合うと、雨の日を楽しもうと思うようになりませんか。


 梅雨時の雨の降り方は地域によって異なります。西日本は雨粒が大きく、雷を伴った激しい雨が降ったりして、降水量が多くなります。一方、東日本は西日本に比べると雨粒は小さく、しとしとと弱い雨です。しかし、梅雨前線が北上してくる後半は降り方が強まることがあり、後半ほど大雨に注意が必要になります。


 雨の季節は今がちょうど折り返し点で、あと3週間ほど続きます。梅雨末期の集中豪雨に気を付けながら、上手に雨と付き合っていきたいですね。

(2012年6月30日号掲載)

 
松元梓の四季彩々