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25 西穂高 独標 〜ロープウエー利用で手軽に〜

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 7月最後の日曜日に、岐阜県側からロープウエーを利用して西穂高独標(2701メートル)に登った。手軽に穂高の稜線に立てる人気のコースとあって、岩場では渋滞が起きるほどの人出だった。


 午前5時に東和田の長野運動公園駐車場に山仲間が集合。5人が車2台で出発した。長野道を松本インターで降り、安房トンネルを抜けて平湯から新穂高温泉まで長駆。8時始発のロープウエーに乗り込むことができた。


 このロープウエーは、第1と第2の2本あり、途中で乗り継ぎが必要。距離が長いのと地形の関係で、1本では通せないらしい。高度差日本一とあって、みるみるうちに向かいの笠ケ岳(2897メートル)などが眼前に迫ってくる。


 西穂高口でロープウエーを降り、登山口へ。薄暗い樹林の中を登っては下り、また登る。時折ガスが晴れると、目指す西穂山荘やドーム型の独標、その先のピラミッドピークなどが姿を見せる。


 10時ごろ西穂山荘に到着したが、テラスは休憩の人たちで満杯。ここでは休まず、その先の丸山(2452メートル)まで行くことにする。小休止の後、独標の直下で岩陰にザックを置き、カメラだけ持参の空身で登る。


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 3点支持に気を配りながら岩場を慎重に登りきると、頂上は畳20枚ほどの広さ。標高を示す標識の周辺は記念撮影待ちの人たちがひしめいている。1967(昭和42)年8月1日、ここで松本深志高校生の大量落雷遭難があったことに思いを馳せる。身を隠す所はどこにも見当たらない。雷の直撃に遭ったら、ひとたまりもないことがよく分かった。


 頂上は人が多くて長居できないため、5分ほどいただけで下りに入る。無事だったザックを担ぎ、西穂山荘まで下って山荘前のテント場で昼食に。S君が初おろしのガスこんろで湯を沸かしてくれた。13時20分に西穂山荘を出て休まずに下り、14時30分発のロープウエーに間に合う。


 帰路、近くの高原川の河原にある公共の露天風呂に立ち寄る。協力費200円とあって、岩風呂があるだけ。開放感いっぱいだが、源泉掛け流しの湯は熱くて入れない。水を入れ、我慢して体を沈めると日焼けの痕が痛い。


 再び同じ道を戻る。長野市の手前では、ワイパーを全開しても一寸先が見えないほど激しい夕立に遭うなど刺激の多い一日だった。

(2012年8月25日号掲載)

=写真=夏山最盛期でにぎわう西穂高独標

 
中高年の週末山ある記