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02 〜障害者福祉センター建設〜

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 長野市は1975(昭和50)年度に国・県から身体障害者福祉モデル都市に指定され、以後、障害者に対するきめ細かな福祉施策が講じられてきた。


 柳原市政の障害者対策の特色は、障害者の日常生活に関わる具体的な障害を洗い出し、その一つ一つに順次対応しようとした点である。そのきっかけが身体障害者福祉モデル都市事業の推進であった。これは身体障害者が生活圏を広げ、社会生活に積極的に参加する機会を多くするため、模範的な生活環境を整備しようとするものであった。


 その中心的な事業内容は、道路・交通安全施設の整備(盲人用信号機設置、点字タイル敷設、歩道段差切り下げ、ガードレールの敷設など)だった。


 この時期、障害者福祉で画期的なことは、82(昭和57)年の国際障害年を記念しての「市障害者福祉センター」の建設であった。この施設は障害者や福祉団体の人たちの会議、訓練、スポーツ、レクリエーションやボランティア活動のために、鉄筋コンクリート2階建て、プール付きで鶴賀に建設された。


 事業および利用内容は(1)各種相談および助言指導、結婚相談ほか(2)講習会、研修会、各種催し物、障害者福祉講座、手話講習会、ふれあいの集い、作品展、各種スポーツの講習会・大会など(3)機能回復訓練および日常生活訓練(4)身体障害者・視覚障害者のワープロ教室(5)ボランティア団体の育成(6)障害者団体などの各種会合に必要な便宜と援助(7)啓発活動-などである。


 なお87年6月からは、障害者関係団体の活動促進などを図るため、市身体障害者福祉協議会事務局がセンター内に開設され、95(平成7)年3月に同事務所は社会福祉法人となり、センターを受託運営している。


 長野市内には2000(平成12)年当時、知的障害者援護施設、身体障害者更生援護施設、心身障害児援護施設などの障害者福祉施設が28カ所設けられていた。 そのほかに障害者共同作業訓練施設9カ所と生活寮2カ所があった。

(2013年2月2日号掲載)


=写真=鶴賀に建設された市障害者福祉センター