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06 〜市役所の第2庁舎を建設〜

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 市役所の現本舎は1965(昭和40)年に建てられたが、夏目市政下の66年10月の大合併による事務量の増大で手狭になった。このため近くの民間施設に間借りを余儀なくされ分散した状態となり、「たこ足庁舎」とも呼ばれるありさまであった。


 そこで柳原市政下の78(昭和53)年12月市議会で本庁舎の増改築を決定し、79年12月から2回の工事入札を実施した。しかし、当時の石油危機による経済界の不振が災いした。論議の結果、


 (1)場所は本庁舎の南に建設し、鉄筋コンクリート地下1階、地上10階、延べ1万5300平方メートルに

 (2)3方向から採光、通風する省エネ設計で、中央に柱がない無柱空間構造にする

 (3)工事の発注は、建築主体、建物、弱電通信、空気調和、給排水衛生、昇降機設備の6区分とし、指名競争入札を予定。4月発注、5月入札の日程で業者選定に入る


 その結果、第2庁舎の建設工事決定日は85(昭和60)年6月20日。設計は日建設計(株)。建物請負は前田建設工業(株)・北野建設(株)。総事業費は約35億9800万円。工事進捗率は86年8月までに44%。完成見込みは87年8月-となった。


 87年2月には屋根張りを開始。大きな台形の屋根の効用は▽高架水槽を直射日光から守る▽冬は地下水の活用で融雪効果を狙う-というものであった。


 この構造は当時としては革新的なものであった。体の不自由な来庁者のために段差をなくす(入り口部分・建物内の廊下・通路)、誘導チャイムの設置(玄関棟正面玄関)も行って市役所への出入りを便利にした。


 第2庁舎の竣工記念式典は次期、塚田佐市長の下で87年8月22日、緑町の市民会館で市制90周年記念式典と併せて行われた。


 記念事業として、

 (1)記念憲章の制定、市の木・市の花の制定

 (2)芸術文化振興基金・都市デザイン基金の創設

 (3)市民文化センター、コンベンションホールなどに5億5000万円

 (4)記念式典、文化コミュニケーションなどの記念行事に4400万円

等々が制定された。

(2013年3月30日号掲載)


=写真=1987年に完成した第2庁舎(左)