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08 〜利用者増大「働く婦人の家」〜

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 女性労働者の福祉増進を図るため、長野市は1978(昭和53)年4月、三輪に「働く婦人の家」(現柳町働く女性の家)を開設した。約10年後の89年1月には、篠ノ井小森に「南部働く婦人の家」(現南部働く女性の家)が設けられた。


 婦人の家は、地方自治法(47年)や、雇用の分野における男女の機会均等および待遇の確保など女子労働者の福祉の増進に関する法律(72年)に基づき、長野市が78年3月に条例を定めて開設した。


 婦人の家の主たる事業は次の5つである。

 (1)職業に関する相談、指導、講習、実習に関すること。

 (2)職業生活と家庭生活との調和に必要な相談、指導、講習、実習に関すること。

 (3)家事等の援助に関すること。

 (4)休養、レクリエーションについての場および機会の提供と必要な助言および指導に関すること。

 (5)その他女性の福祉増進に関すること。


 「働く婦人の家」を使用できる範囲は(1)市内に居住する女性労働者(2)市内の事業所に勤務する女性(3)その他市長が特に認める者-とした。そして、婦人の家が開く婦人講座、教養講座の受講者は、1講座につき1回200円(現在300円)を納めることになっている。


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 施設の利用状況を開設当初の78年度と2000年度を比べると別表のようであり、大きな変化は全利用者数が飛躍的に増大したことである。特に婦人労働者の「グループ活動・団体利用」と、勤労家庭主婦等の「個別利用」が6倍以上にも増えている。


 発足当時、78年度の婦人の家主催の講習会には、編み物、書道、茶道、煮付け、料理、和紙人形づくり、指圧、おせち料理、会議の進め方の9分野があり、参加者の延べ人員は1分野平均約570人で、年間延べ回数は1分野24回であった。


 その後、働く婦人の家の事業および活動内容は年々充実発展し、約22年後の2000年度の事業実績によれば、主催講習会などの分野は当初の9から69に増えている。

(2013年6月1日号掲載)


=写真=柳町働く女性の家