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14年5月 心が休まる紫陽花 酸性土壌で青色に

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 まもなく雨の季節を迎えます。憂鬱に感じがちな季節ですが、優しい色合いのこの花に心が休まるという方もいると思います。「紫陽花(あじさい)」です。

 紫陽花の開花は、気象台で観測していますが、長野の平年の開花日は7月3日。ただ、最近は6月下旬に開花することが多くなっています。

 一般的に花びらだと思われている部分は、実は花を包む「がく」と呼ばれる部分です。がくの奥に隠れているのが本当の花です。「真花」と呼ばれ、この小さな花が咲くと、気象台が開花を発表します。

 紫陽花の色というと、青や紫を思い浮かべるでしょうか。色を決める大きな要因が土壌の性質です。土壌が酸性だと青色に、アルカリ性だと赤色になります。日本は酸性の土壌が多いため、青系を見かけることが多いのです。

 今年は梅雨入りも梅雨明けも平年より遅れ、梅雨全体が後ろにずれ込みそうです。エルニーニョ現象が発生する可能性が高いためで、この夏は、北日本は冷夏、西日本は猛暑が予想されています。東日本は平年並みの予想ですが、どちらの天候が優先されてもおかしくない状況でもあります。エルニーニョ現象が発生する年は、天候不順になることが多いので、大きな災害が起きないことを願っています。
(2014年5月31日号掲載)