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14年6月 雷シーズンが到来 被害を防ぐ方法は

 昔から怖いものの代表といえば「地震・雷・火事・親父」。広辞苑には「日常、人々の恐れるものをその順に列挙していう語」と載っています。ただ、最後の親父は台風を意味する「大山風(おおやまじ)」が変化したもので、全て天災を表しているという説もあります。

 この中で、県内での被害が全国で最も多いのが「雷」です。県内での落雷事故のほとんどは登山中に発生し、亡くなる人も少なくありません。山岳での事故が多いのですが、平地でも発生する危険があり、特にこれからの時期は要注意です。被害は7月から急激に増え、ピークは8月。気温が上がる昼過ぎから夕方にかけて、最も発生します。

 雷はピカッの雷電とゴロッの雷鳴の両方を伴います。しかし、光は一瞬で届くのに対し、音は秒速340メートルの速さで伝わるため、ピカッと光ってから、ゴロッと鳴るまでに数秒かかります。ピカからゴロまでの時間が短いほど、雷雲が近くにいることになります。

 雷が落ちやすいのは、なんといっても周囲より高い場所です。雨宿りといって、木の下に避難するのは危険です。また、釣りざおやゴルフクラブなどの長い物を体から突き出すのも危険です。反対に最も安全な場所は建物の中です。車に落雷した場合も、電流は車体の金属の表面を通って地面に逃げていくため、車内は安全です。雷雲の寿命は30分から1時間ほどなので、その間は建物や車の中に避難し、天気が回復するのを待ってほしいと思います。
(2014年6月28日号掲載)