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14年7月 夏の早朝を楽しむ ハスの花が見ごろ

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 本格的に暑くなってきました。私は長野に住んで8年くらいになりますが、夏は特に移り住んで良かったと感じます。どんなに昼間が暑くても、夜には気温が下がって、朝にかけて涼しい風が吹くからです。

 実際、年間の数字で見ても、最低気温が25度以上の熱帯夜の日数は、長野で0.8日(過去30年間の平均)しかありません。東京では28日くらい、大阪では37日くらいなので、どれほど長野が涼しいかが分かると思います。

 この涼しい時間帯を上手に利用して、暑い夏を過ごしたいと考えていますが、今ならこれでしょうか。

 ハスの花の鑑賞です。水辺に咲くかれんな花という印象ですが、花の命はたった4日のはかない花です。けれども、咲いている間は気品ある姿を見せてくれ、中でも2日目が最も美しく、香りもあるそうです。午後には花が閉じてしまうため、なるべく早朝など早い時間に見るのがお勧めです。

 「ハスは泥より出でて泥に染まらず」という言葉があります。確かにハスは池や沼で咲いているにもかかわらず、とてもきれいです。これは、ハスの葉の表面に無数に並ぶ小さな突起が、水をはじくためです。雨上がりには、雨粒が葉の上を玉のようにコロコロと転がっていくのを見ることができます。

 この後も夏らしい暑さが予想されています。この時期ならではの楽しみを見つけて、過ごしてみてはどうでしょうか。
(2014年7月26日号掲載)
 
松元梓の四季彩々