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14年9月 北から南へ紅葉前線 美しく見える3条件

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 「秋の夕日に照る山もみじ...」。紅葉の時期になると、この歌を口ずさみたくなります。誰でも一度は歌ったり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。唱歌「紅葉」です。

 この歌のモデルになったのは、国鉄時代に信越本線の碓氷峠の群馬県側にあった熊ノ平駅なのだそうです。長野新幹線が開通し、現在は廃線になり、車窓から見ることはできませんが、歌にしたくなるほどの美しい光景だったのでしょうね。

 紅葉前線は桜前線とは反対に、北から南へ、山頂から麓へと進みます。一日の最低気温が8度以下の日が続くと紅葉が始まり、5度以下になると一気に進みます。

 県内でも標高の高い場所から色付き始め、1カ月くらいかけて平地でも見頃を迎えるようになります。平年の長野の紅葉は、イロハカエデが11月7日、イチョウが11月8日です。

 美しい紅葉が見られる条件は、(1)昼間十分な日照がある (2)昼夜の寒暖差が大きい (3)適度な雨が、適度な間隔で続くこと―です。

 天候不順な夏となりましたので、今後の天気に期待したいところです。今年は秋の訪れは早かったですが、ゆっくりと深まっていき、長く楽しめそうです。きれいな紅葉を見るためにも、台風の影響が少ないことを願います。
(2014年9月27日号掲載)

=写真=熊ノ平駅跡(2013年8月)
 
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