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15年1月 様々な動物の冬越し 暖かな土の中でも


 人間だけでなく、動物も様々な方法で冬の寒さを乗り越えます。

 ハクチョウなどの渡り鳥は暖かい地方に移動し、鹿やキツネ、イノシシなどは、秋にたくさん食べて皮下脂肪を増やしたり、毛を増やしたりすることで冬を越します。

 カエルやヘビ、コウモリ、熊などは体温を下げ、体の代謝を下げることで、エネルギーの使用を極限まで抑え、洞穴や土の中で冬眠します。長い年月をかけてたどり着いた生きるすべなのでしょう。

 ところで、土の中で冬を過ごす動物もいますが、地中の温度はどのくらいだと思いますか。

 かつて全国の気象台や測候所で気温や湿度と同じように、「地中温度」を観測していました。それによると、土の中は地上と違って、真冬でも氷点下まで下がることがありません。それどころか、地中深くなるほど温度は高くなります。

 1月の長野は、地上では氷点下の寒さですが、地下50センチの温度は4度くらい、地下5メートルでは14度くらいもあります。また、地中は1年を通して、あまり温度の変化がないのが特徴です。

 今年も暖かくなる3月から4月ごろまで、動物たちの冬眠が続きそうです。 
(2014年1月31日号掲載)

 
松元梓の四季彩々