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15年11月 冬の訪れを告げる霜 最低気温3度以下で

 「今年も雪虫が飛び始めたよ」。10月半ば、札幌に住む友人から連絡をもらいました。雪虫は白い綿のようなものを身につけてフワフワと飛ぶ、小さな虫です。北海道では雪虫が飛び始めてから1週間から2週間ほどで初雪が降ると言われており、冬の訪れを告げる虫とされています。

 長野の初雪は、平年だと11月21日で、もうしばらく先ですが、札幌の初雪のころに長野で観測されるのが、「初霜」(平年10月28日)です。

 霜は空気中の水蒸気が、夜になって気温が下がることで氷の結晶となり、地面や草などにつく現象です。霜が降りやすいのは①風が弱く②最低気温が3度以下で③湿度が高い時―です。

 3度という気温を高めに感じるかもしれませんが、気象台で観測している気温は地上から1.5メートルの高さの温度です。冷たい空気は重く、地表付近にたまりやすいため、地上から1.5メートルの高さでは気温がプラスでも、地表付近では氷点下になることが多いのです。

 ちなみに、気温を観測する高さが1.5メートルなのは、日本人が立っている時の顔の高さに合わせられたからです。これは、顔が外に露出していて、外気温を感じやすいためです。

 これから日ごとに寒くなり、11月には最低気温が零度を下回る日も出てきそうです。昨シーズンは、特に12月が寒く、長野では氷点下7.7度まで下がった日もありました。一気に寒くなりますので、体調に気をつけて過ごしたいものですね。
(2015年10月31日号掲載)
 
松元梓の四季彩々