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15年1月 大規模エルニーニョより顕著な暖冬恐れ

 明けましておめでとうございます。災害がなく、穏やかな年になることを、心から祈っています。

 この冬は大規模なエルニーニョ現象が発生している影響で、この後も暖冬傾向が予想されています。寒さが苦手な人は「暖かくてうれしい」なんて思うかもしれませんが、いつもとは違う冬になる恐れがあり、油断はできません。

 予想される現象を、幾つか挙げてみます。
 ①冬型の気圧配置が長続きしないため、北部山沿いでは雪不足になるかもしれません。また、気温が高いため、早い時期から雪崩などに注意が必要です。

 ②南岸低気圧が発生しやすいため、雪に慣れていない地域でも大雪になる恐れがあります。春先に多い湿気を含んだ重い雪が真冬から降り、倒木や電線切断による停電、交通網の乱れなどが予想されます。

 ちなみに20世紀最大のエルニーニョ現象が発生したとされる1997年~98年は、各地で暖冬となり、北部山沿いで雪不足となった一方で、中部と南部では記録的な大雪となりました。この冬はこの時よりも顕著な傾向となる恐れもありますので、気象情報に十分注意して過ごしていただきたいと思います。
(2016年1月1日号掲載)

 
松元梓の四季彩々