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16年5月 6月1日は気象記念日 さらなる向上目指し

 6月1日は「気象記念日」です。気象庁の前身である東京気象台が、1875(明治8)年6月1日に設立されたのが由来です。今から141年前のことです。

 それから9年後、84年の同じ日に発表された日本で初めての天気予報は、「全国一般風ノ向キハ定リナシ 天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ」でした。つまり「全国的に風の向きは定まらず、天気は変わりやすく、雨が降りがち」と、全国の天気を一文にまとめた大まかなものでした。

 現在では、1日に3回更新される予報で、全国142地域の天気・風・気温・降水確率や波の高さが発表されています。また、民間の気象会社によってさらに細かい地域の予報を知ることができます。

 ここまで予報が発達したのは、何よりも気象に携わってこられた先輩方の努力、そしてコンピューターや気象衛星などの科学の発達があったからこそだと思います。

 今の日本は天気予報の精度が、世界的に見てもトップレベルと言われています。例えば、今年4月の関東甲信地方の予報当日と、翌日に雨や雪が降るかどうかの的中率は85%以上でした。

 間もなく県内も梅雨入りします。梅雨前線や台風による災害の発生が多い季節に入りますので、私たち気象予報士も真摯(しんし)に天気に向き合っていきたいと思います。
(2016年5月28日号掲載)
 
松元梓の四季彩々