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16年9月 前回の東京は秋晴れ 4年後は猛暑対策を

 ブラジル・リオデジャネイロ五輪が終わり、いよいよ4年後は東京が舞台です。前回の東京五輪は1964年。この大会の成功の陰には気象関係者の努力もありました。
 大会が幕を開けたのは意外にも秋、10月10日です。この日を開会式に決めたのは、涼しくなる9月、10月の中で、秋雨や台風シーズンが終わるであろうと予想できる期間で最も早い日だったからだそうです。後にこの日は「体育の日」となりました。
 当日は、「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような」とアナウンサーが実況するほどの晴天になりました。
 この時期に日本にやってくる高気圧は、大陸の乾いた空気を持っているため、海育ちの夏の高気圧に比べて、湿度が低く、爽やかな陽気になります。
 さて、ここで問題なのが、4年後の東京五輪です。前回同様、10月の開催が最良なのですが、東京では7月24日から8月9日の17日間が予定されています。
 その期間は一年で最も暑い時期な上、海に近い東京では、湿度も高く、うだるような蒸し暑さになることが予想できます。
 あと4年で猛暑対策が進み、大きなトラブルがなく競技が行われる環境ができることを、期待したいものです。
(2016年9月24日号掲載)
 
松元梓の四季彩々