記事カテゴリ:

17年2月 暖かさを保つ効果 かまくらを楽しむ

shikisaisai-170128.jpg
 朝起きて、カーテンを開けると一面の銀世界。親は雪かきでうんざりですが、子どもは目をキラキラさせ、何をして遊ぼうかと考え始めます。雪合戦に雪だるま、そり遊びと、信州の子どもたちは、さすがに雪遊びが上手です。
 大人になったいま、もし本気で雪遊びをするなら「かまくら作り」を選びます。中で鍋を囲むなど、作った後もさまざまな楽しみがあるからです。
 かまくらの中が意外にも暖かく、驚いたという人も多いのではないでしょうか。実は、雪の中には保温効果が高い空気が多く含まれています。このため、雪でできたかまくらには暖かさを保つ効果があります。
 さらに、雪の壁によって外からの冷気も遮断されます。かまくらの中に鍋や七輪などの熱源があれば、中は暖かく保たれることになります。雪山で遭難した時でも、かまくら(雪洞)があることで、無事に夜を越せる場合があります。
 「雪」という字は、雨かんむりの下に「ヨ」と書きます。「ヨ」は「彗」を簡略化したもので、「ほうき」を表しています。昔の人は、雪が地面を白一色に染めるため、「世の中の汚れを掃き清める」と解釈していたようです。字の成り立ちを知ると、雪の見方が変わってくる気がしませんか。
(2017年1月28日号掲載)

=写真=毎年1月下旬から2月下旬まで現れる飯山のかまくらの里(信州いいやま観光局提供)
 
松元梓の四季彩々