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17年3月 桜前線の北上は複雑 長く楽しめるお花見

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 娘が幼稚園で覚えてきてよく歌っている曲に「カレンダーマーチ」という歌があります。1月は雪、2月は福寿草を入れた歌詞で、12月まで続き、月ごとの季節感を見事に表して、聞いていて楽しい曲です。

 さて、この曲だと、3月は、寒さからの解放が歌詞になっています。暦では3月から春に分類され、春は「光の春」「音の春」を過ぎ、「気温の春」へと進みます。気温からも春を感じられるようになると、信州でもようやく桜が咲き始めます。

 地形が複雑で標高差が大きい信州では、桜前線も複雑に北上していきます。桜前線が県の最南端に到達すると、その後は天竜川沿いに北上しますが、諏訪や茅野などは標高が高いため、その周辺を飛ばして、先に松本や長野などの盆地で花を咲かせます。その後、諏訪などに戻り、それぞれ里から山へと移動していきます。

 桜前線は標高100メートル上るのに2、3日かかるとされています。南信で咲き始めてから北信の標高の高い地域で咲き出すまでに1カ月以上かかり、お花見を長く楽しむことができます。

 カレンダーマーチでは、4月は小学校1年生を歌っています。信州の場合、入学式のころはまだ桜が開花していない地域が多いのですが、入学後、一気に花を咲かせ、新生活を華やかに盛り上げてくれることでしょう。
(2017年3月25日号掲載)

 
松元梓の四季彩々