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19年1月 日の出が赤い仕組み 信号機の色にも採用

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 「四季彩々」は、2019年で8年目になります。気象情報は、私たちの生活と深い関わりがあります。命や財産を守るために知っておくべきことや、暮らしに役立つ情報をつづっていきたいと思います。

 さて、元旦に、山頂や離島を除いて、日本で一番早く日が昇るのは、千葉県の犬吠埼で6時46分。長野市は6時59分です。一年の始まりを告げる初日の出を気持ちよく見ることができたら、良い一年のスタートを切れそうな気がしますよね。

 ところで、なぜ、朝焼けや夕焼けは赤く見えるのでしょうか。太陽の光には波長の短い方から順に、紫、青、緑、黄、橙(だいだい)、赤の色が含まれています。朝と夕方は太陽の光が斜めに届き、空気の層を通る距離が昼間よりも長くなります。

 そのため、波長の短い青い光は届かず、波長の長い橙や赤の光が空を染めるのです。朝焼けよりも夕焼けの方が赤いのは、夕方の方が大気中のちりやほこりが多く、赤い光が空気の層を通るときに散乱してよく見えるためです。

 この色の仕組みを利用しているのが信号機です。海外でも信号機は日本と同じ3色が使われており、赤はほぼ全ての国で「止まれ」を意味します。注意喚起を促す色として、波長が長く届きやすい赤が採用されたといいます。

 2018年は災害が多く、世相を表す「今年の漢字」にもなりました。2019年は、穏やかな一年になりますことを祈っています。
(気象予報士)
(2019年1月1日掲載)
 
松元梓の四季彩々