ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス ~前作を超える面白さ 痛快SFアクション~

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 チームメンバー全員がお尋ね者。マーベル・コミックから生まれた異色のヒーローたちが、3年ぶりにスクリーンに帰ってきた。銀河を救うため、ノリで結成された落ちこぼれ軍団が大活躍する続編が「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」だ。

 幼い時に宇宙海賊に地球から拉致され、銀河で育ったトレジャー・ハンターのピーター(クリス・プラット)。彼と行動を共にするのは、セクシーでクールなすご腕の暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)、メカの天才で凶暴な賞金稼ぎのアライグマ・ロケット、マッチョなドラックス、樹木型ヒューマノイド・グルートのユニークな5人組だ。

 小遣い稼ぎで雇い兵を引き受けた黄金の惑星ソブリンで盗みを働き、無敵艦隊から激しい攻撃を受ける。壊滅寸前の危機から救ったのは、ピーターの父親と名乗る謎の男エゴ(カート・ラッセル)だった。だが、父親との再会には、思わぬ真実と陰謀が隠されていた。

 1作目でおなじみとなったキャラクターたちのワルの能力に、それぞれのウイークポイントがエピソードとして描かれ、より魅力的な存在になった。

 ピーターの出生の秘密と亡き母への思慕。ガモーラの命を狙う妹ネビュラの姉妹の確執。ロケットの長年の相棒の忘れ形見、「ボクはグルート」(意味はみな違う)しかしゃべれない身長25センチのベビー・グルートのたまらない愛くるしさは親心を誘う。宇宙を舞台にしているが、物語の中心を流れる「家族の愛」と「仲間との強い絆」が深い共感を呼ぶ。

 コミックヒーロー物は苦手という人も、意外な切り口で感情移入できるのが音楽の存在だ。ピーターの母親が息子のために残した音楽テープは彼の大切な宝物。1970年代をはじめとしたレトロなヒットソングがストーリーを彩る。

 アクションもギャグも笑いもパワーアップ。おまけに泣けるシーンまで付いてきて、前作を超える面白さは半端ではない。エンドロールでは続編のシーンも公開されて、最後までたっぷり楽しませてくれる痛快SFアクションだ。
=2時間16分(日本映画ペンクラブ会員、ライター)

=写真=(C)Marvel Studios 2017

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